深刻化する医療現場の高齢化 看護師が求められる業務

2019年10月26日

最近の医療現場も高齢化が進んでいる。

確かに私が、ときおり病院を訪れてみると、若い人たちの姿は少なく、高齢の方たちがほとんどを占めていた。
そして、お医者様を見てもそうだ。若い医者もいるものの、何歳かはご存知申し上げないが、高齢の方も少なくは無い。
こんな所まで、高齢化の波は押し寄せているのかと、驚愕した。

そういえば、福祉の世界に医療に関することが持ち込まれるようだ。
例えば、痰の吸引。

これは、元来医療行為とされており、福祉の世界では看護士が行っていたのだが、痰の吸引も生活の一部であるとの見解を上が示し、福祉の現場へと入ってきた。

その事に現場は当然のごとく驚いたと思う。
しかしながら仕事なので、数十時間の講義を受け、慣れないながらも痰の吸引を行うのである。受ける身としてはどうなのだろうか。と、考えてしまう。

思うに、業務内容のボトムアップ化が少し前より行われているような気がするのは、気のせいか。

医者が行っていたものの一部を、看護師がやる事になり。看護師がやっていた事を介護しが行う。

そういったスパイラルを目の当たりにして、やはり人員不足が叫ばれているのだなと、感じている。

しかしながら、看護現場は聞くところによると実習生などに対するイビリというものが凄いらしい。

火種の無いところに煙はたたないともいうし、あながち間違いではないのだろう。そういったところを改善していかなければ、この問題も解決できないのではないだろうか。

根性論ではやってはいけないのだ。