看護師はなぜ介護士と一緒に仕事をするのか?

2019年10月26日

初めまして。

私は現在、東京都内で老健の介護士をしています。
日々、利用者の入浴介助、排泄介助、食事介助、リネン交換を中心に行っています。

看護師は常に専門的な判断を求められる仕事です。

私の施設の看護師さんはバイタルチェック等、利用者の健康を管理する役割を担っています。

しかしそれだけでなく、時間がある時は私たち介護士と一緒に介護の仕事を手伝ってもらっています。
日によっては3時間以上、介護と一緒になり仕事をしています。

看護師さんは、自信の仕事だけでもとても大変です。
しかし、看護師はなぜ介護士と一緒の仕事をするのか。

患者さんを知る上で、患者さんの生活パターンや口癖等を把握することは介護をする上ではもちろん、看護をする上でも重要になってきます。
人の行動を理解するためには、そのバックグラウンドを理解することが一番の近道です。

介護施設の中には様々な利用者がいます。
中には思っていることとわざと反対の思いを口に出してしまう利用者もいます。

しかし、彼らの性格を知っていることで、どのような状態なのか推測が立てられることがあるのです。

このように看護師は、利用者の生活を日々観察した上で、看護の視点からの専門的な判断をして、利用者の健康状態が「普通」なのか「異常」なのかを判断しているのです。
生活観察は、介護士である私たちはもちろん、看護師さんにとっても、なくてはならない「仕事」なのです。